広島の歯列矯正

固定について その5 (固定の程度の種類)

こんにちは、広島 矯正歯科 の花岡矯正歯科クリニックです。

11月後半は、一般の方にとっては

どうでも良い話にずっと掛かり切りでしたね(笑)

 

ただ、このお話は、いずれお話する『矯正用アンカースクリュー』のときに

必要となる場合があるので、書かせていただいております。



固定についてですが、最初の治療を計画する際に、

どこを固定として扱うのか、主に何のために使用するのか、

等などを考えたりします。

 

その中で、固定としてどれくらい強固でないといけないのかを

考えることも大事になります。

図33

 

例えば、歯を抜いて治療をせざるを得ないとします。

まぁ、1本抜いただけでは、こんな大きさになることはありませんが、

説明しやすいので、これぐらいの大きさの隙間になったとしましょう。

 

図34

前歯を後ろに引っ張ろうと思います。

その時に固定として使われるのが奥歯です。

 

 

 

図35

 

ねっ、こんな風に歯を抜いた隙間が埋まり始めましたよ。

 

 

 

 

図36

 

でも、前回までの記事を読んでいる方はわかると思いますが、

前歯が後ろにいく力と同時にそれは奥歯が前に行く力となります。

(見ようによっては、前歯が奥歯を前に引っ張っているとも言えますからね)。

 

結果的に、歯を抜いた隙間の前半分を前歯が、

後ろ半分を奥歯が埋めてしまう状態になっても良いとします。

図37

この状態を『最小の固定』と言います。

『最小の』って書いてますが、固定に関しては、

何も工夫しなくても良いよっていう術者にとっては、気楽な状態です。

 

 

逆に、この歯を抜いた隙間に、

奥歯の侵入が許されない状態、

許されたとしても後ろ1/4までしかダメっていう状態。

 

図38

これを『最大の固定』と言います。

最大のって書いてますけど、

感覚的には、『前に寄せては、ほぼダメ!』っていう状態です。

 

 

本当は、動いたら嫌なんですけど、

奥歯と前歯で力を掛け合うことにおいて、

まったく動かさないのは無理でしたので、こういう定義となっています。

 

この『最小の固定』と『最大の固定』の間に、

『中等度の固定』という言葉があるのですが、

ほぼ使うことない中途半端ですので、割愛します。←ホントか?(笑)

 

当然、念じただけでは『最大の固定』とかになりませんので、

最大の固定となるように装置を加えていくわけです。

その装置達は、またいつかの機会にでも書きましょうね。

 

21世紀になって、教科書には載っていないのですが、

固定に関してはある言葉が出来ました。

それは『絶対固定』。

 

凄い言葉ですね。

私は、昔ジャンプ少年でしたので、

絶対が付くモノとしては、『絶対零度』が思い出されます。

マンガ、聖闘士星矢の中で氷河がね、師のカミュと戦った時に

放った強力なあれですよ。。。???どうでもいいですね。

 

それぐらい(←いったいどのくらい?(笑))、インパクトがある固定です。

先ほど、奥歯が動いたらダメな場合も(最大の固定)、

やはりちょっと動いてしまうと書きましたが、

この絶対固定の場合は、

理論的には、そのちょっとさえ許さないぐらいの固定なのです。

 

これを行うのは『矯正用アンカースクリュー』というものを利用した場合です。

とか言って、この矯正用アンカースクリューは今回は書きません。

だって、あまりポンポン書いていくと、このブログのネタ無くなるもん(笑)

 

固定に関する周囲のことはこれにて一旦おしまいです。


Category:広島の歯列矯正 | 12:19 PM

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