広島の歯列矯正

フルクラムについて

良い季節は一瞬で終わると

思っている広島市の矯正歯科医です。





それでは、前回の続きで、

今日は、『フルクラム』のお話です。


言葉が難しいだけ、概念はそこまで難しくありませんので、

サクサク行きます。

(知ってるか知らないか、気付くか気付かないかの問題だけです)


図12
これを正常に咬んでいるとします。

←何回も書きますが、私の絵は下手くそだから、

こういう条件文が必要なのです。

良いですか?これを正常の咬み合わせ

とする私様ルールなのです。







図13
ちょっと、細工をするために、下の歯達には、

消えてもらいました。

私様に逆らうからこのような事態になるのだ、

うわっはっはっは。。。。





で?(笑)何キャラ?




図14

一本、歯を他よりのばしてみます。

解りやすいように黄色いにします。








それでは、下の顎を復活させて咬んで見せましょう。



図15

ほーら事故った(早期接触)。

1本伸びているのですから、当たりますわね。

この時、1本しか当たってませんから、

全然安定していないわけです。




図16
そこで、安定させようと、

下の顎が黄色い歯を支点として、

このように動いたとします。








図17


そうすると、前歯付近で沢山歯が当たるようになり、

1本で支えるより安定しますね。

ですが、奥歯では隙間が空いたままで

咬んでいない状態になります。







図18
黄色い歯を支点とするならば、

逆に動いても良いわけです。

ということで、

下の顎が逆に動いてしまったとします。







図19
そうすると、奥歯の方で沢山歯が当たって、

黄色い歯で1本で当たるよりは安定しますね。

ですが、今度は、前歯の隙間が空きっぱなしです。










このように、ある早期接触している歯を支点として

前後や左右にシーソーやヤジロベエみたいな

動き方(誘導)をするのをフルクラムと言います。



この絵のように1本だけ歯がすっごく伸びていて、

支点となれば、よく解りやすいと思いますが、

こんな時は、フルクラムよりスライドの方が

起こりやすいと思います。

今回はフルクラムを解りやすく書きたかったので、

スライドは起きないというルールで書きました。



スライドの方は、

口腔内で診ても解る場合がありますが、

フルクラムは、はっきり言って、

口の中を診させていただいた時に、

自信を持って気付くものではありません。
(私は←世間には名医がいるかもしれませんので一応これ書いとこ)



ですので、咬み合わせが整ってきたかな~、

と思ってきたときに、

印象をとり、それから模型を作り、

模型を咬合させてみて、

指でカスタネットのようにもち、

実際にカタカタするのかを確かめることにしています。



フルクラムが残っている時には、

ホントにカスタネットか!というぐらいの

イメージで音がカチャカチャなります。

その時は、フルクラムの支点となっている部分が

解りますので、

その早期接触を取り除くように、

ワイヤー曲げたりします。



矯正の最後の仕上げとしては、

もちろん、歯の前後的な位置関係、

頬舌側的な位置関係なども大事ですが、

フルクラムやスライドのような早期接触からの誘導を

どこまで潰していくのか

ということも念頭に置いて

最終チェックをするのです。








Category:広島の歯列矯正 | 16:24 PM

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