国家試験など

国家試験で気を付けたい解剖覚書(骨、筋)

どうも、広島市の矯正歯科医です。

もう、今月はこのテーマ(衛生士国家試験)で押し切ります。

それ終わったら、顔の話に戻します。

本日は、実際に絵とかかきませんが、

勘違いしていないかどうかのチェックの覚書です。



➀咀嚼筋(閉口筋)を全部言えますか?
さらに、その起始と停止言えますか?


咀嚼に携わるのは、開口筋と呼ばれるもので口を開け、

閉口筋と呼ばれるもので、口を閉じます。(ざっくり)

でも『咀嚼筋』と名前が付くのは、閉口筋のみです。


上顎骨が動くことは無いので、

基本的には、下顎骨が動くことになります。


口を閉じる筋肉は、4つしかありません。

咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋です。

うろ覚えでも、語呂合わせでもなんでも結構です。

この4つは覚えておきましょう。


(開口筋は沢山あります。

ですが、全部正確に覚える必要はないと思います。

覚えるとしたら、

舌骨の上にある舌骨上筋群ぐらいまでですかね。)


咀嚼筋の起始と停止ですが、

咀嚼筋は、基本頭蓋と下顎骨をつないでいます。

ということで、頭の方は動かないと考えて、

下顎骨が動くための筋肉という観点から、

咀嚼筋の停止は全部下顎骨にあります。


そして、下顎骨の外側(頬側)に

引っ付くのが咬筋と側頭筋で

下顎骨の内側(舌側)に

引っ付くのが内側翼突筋と外側翼突筋です。


咬筋と側頭筋は咬筋の方が外です。

食いしばった時に、

エラの辺りで膨れるのが咬筋。


下顎のエラの辺りは下顎角と言います。

そして、その下顎角から上に上がる部分を

下顎枝と言います。

ですので、咬筋の停止は、下顎角や下顎枝です。

そして、それは、頭の頬骨や頬骨弓と呼ばれる部分に

引っ付いています。ですので、こちらが起始。


一方、食いしばった時

コメカミの辺りで膨れるのが側頭筋。

この側頭筋の筋肉は、下顎の『筋突起』と呼ばれる部分に

繋がります。そう、筋突起の『筋』は

側頭筋の『筋』と覚えていて間違いないです。

ここら辺は絵を見た方が一発だと思います。

イメージで覚えましょう。



問午後2

はい、この問題はズバリですね。

問題文に開口筋を答えよと書いてますが、

残り3つは閉口筋です。

閉口筋覚えていたら、違うのを選べば正解。



問1

これは、起始停止の問題。

一つ覚えておきましょうね。

関節突起も筋突起も下顎枝の一部ですよ。

ちゅうか、起始停止の問題で、

有名筋肉以外を選ばす場合は、

恐らく正答率低いはずだと思います。

まず、広頸筋とか見たかどうか解らないような

筋肉は選択枝から外すでしょ。

頬筋や口輪筋は表情筋で、

下顎枝なんかについて

下顎をダイナミックに動かすことなんかしません。

下顎枝に付くのは基本、閉口筋です。

ちゅうことで、閉口筋である側頭筋1拓。


問4









問4図
これは、逆に起始(頭蓋側)を聞いてる問題。

この矢印部分が頬骨弓です。

ちなみに、頬骨弓は頬骨だけで出来ている訳でありません。

途中で縫合がありますので。

で、矢印で示している部分辺りは、

頬骨じゃないんですね~、これが。

これは『側頭骨』です。

今日は、その話題は無しで。

話を戻しまして、

頬骨弓を起始にしている筋肉を応える問題です。

これは、しっかり4つの閉口筋を選択肢に

しておりますね。



下顎枝は、頬骨弓が作り出す、あの空間に

入り込んでいます。

つまり、頬骨弓が顔の輪郭を決めているのですよ。

頬骨とみんな言いますけどね。。。

顔の輪郭を決めている骨に引っ付いている筋肉。

そう、一番外側にある筋肉です。

頬の形を決めているあの筋肉、

そう、咬筋。


内側翼突筋と外側翼突筋の停止(下顎骨側)は

問われることはあると思いますが、

起始は複雑で、写真問題ではでないと思います。

(※ちなみに内側翼突筋の起始は上顎骨と蝶形骨、
外側翼突筋の起始は蝶形骨。
もう、翼突筋の翼という文字を
蝶の翼と関連付けるような感じで(笑)
内側翼突筋の停止は過去問で出ました。
停止は下顎角の舌側に引っ付くとこがあります。
外側翼突筋の停止は顎関節と覚えておくと良いかも、、、
だけど出るかな~?)



側頭筋は、書きました通り、

下顎骨の下顎枝の筋突起につきます。

ですので、この頬骨弓の内側に

停止があることになります。

もし、その距離で起始停止があるなら、

側頭筋小っちゃ!って話になりますね。




というか、側頭筋というぐらいなんだから、

起始は側頭骨に決まってますよね。

・・・・あっ、ごめん。

頬骨弓部分も側頭骨だわ(笑)


言いなおし。

もう側頭骨を覆うぐらいに引っ付いているのが

側頭筋と思っておいて下さい。




問8
この項最後にこの問題。

一見、難しそうに見える問題ですが、

実は難しくない(笑)

でも、こんな捻り方をするのが

近頃の国家試験。

筋電図というものは収縮するときに、

線が強くなります。

下のグラフ見てくださいね。

0mm⇒20mmの時に、強く反応しています。

つまり、口を開け始めた時に

強く働く筋肉です。

そう、開口筋。

ですので、開口筋を選べばよいのです。

開口筋覚えてないよ!?と思っても大丈夫。


っていうか、咬筋、側頭筋、内側翼突筋は閉口筋というか、

同じ動きをする仲間だと

覚えていると思いますから、

仲間外れの顎二腹筋を問題文も読まないで

選んでも正解となってしまうのですね。


目新しい問題を見ても決して焦らず、

冷静に考えると出来ますね。

(と書いている私が、この問題を初めて見た時には、

『はっ?筋電図だけで筋肉の名前当てなあかんの?』とか

思ってしまう事1分ぐらいだったのは秘密です)



Category:国家試験など | 20:00 PM

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