広島の歯列矯正

歯と骨が引っ付いていると矯正できないよ(前々回の補足➁)

梅雨がスコールみたいになっていることに

危機感を感じる広島市の矯正歯科医です。


前々回に、歯を動かすことが

出来ない場合があると書きました。


今回は、矯正治療(歯を動かすこと)が

出来ないの➁歯が動かない場合の方のお話です。






図1

前回に引き続き、

歯根膜は緑で示します。

一応、念のために書きますが、

歯根膜は実際には緑色していませんよ。







歯が動かない場合、

大概が、骨と歯が引っ付いております。

これを『骨性癒着(こつせいゆちゃく)』

もしくは、カッコよくカタカナで

『アンキローシス』などと申します。


と言うことで、私はカッコつけですので、

ここでは、アンキローシスで統一します。


アンキローシスが起こる原因は、

全てが全て解明されているわけではありませんが、

その中でも比較的に多い原因が、

歯に強い衝撃が加わった後に

起こると言われております。


強い衝撃。。。。

コケて、前歯を打ったとか、

小学校の時に隣り合わせの机において、

空中の支配権をめぐりケンカしたとか、

交通事故で打ったとか、

二股がバレて蹴られたとか、

などなどの時に、

歯が脱臼するぐらいの強い衝撃が

走ったとします。


図9
その衝撃が、

歯の根っこまで伝導した時、

このように根っこに隣接している歯根膜が

潰されてダメになったとします。









図10
そんな訳で、

ハイ、歯根膜切れました。









図11
そうなってくると、

その隙間に骨(もしくは歯の根っこ)

が矢印のように侵食してくることになります。










図12
そうなることで、最終的には

境界線が無くなってしまう癒着という

骨と根っこが引っ付いた状態になりますです。

釣りバカ日誌における『合体』

エヴァンゲリオンにおける『ATフィールド破壊状態』

ですな。



・・・・この幅広いジャンルの例え、

私ってすごいな~!
(←いや、両者漫画アニメじゃん!)


骨と歯の根っこの融合ってことです。

この融合は、基本取れません。


例えるなら、鎖に繋がれた飼い犬です。

私、犬には良く吠えられておりました。

鎖に繋がれている場合でも

恐怖を感じたことがあります。

ただ、奴らは動くことは出来ません。

ザマーミロなのです(←精一杯の強がり)

私の方が自由なのさ~と。



アンキローシスを起こしている歯は、

この鎖を繋がれた犬とおなじです。

歯が骨と繋がっているので、

ゆっくりとした力を幾らかけても

動くことは無いのです。


強い衝撃を与えると

外れることはあります。

例えば、人工的に歯を脱臼させて

引っ付いている骨を折るとかね。


が、しかし、その後、

骨と歯が

また引っ付くことが多いです。



そんな訳で、はっきり言って、

虫歯で歯に被せモノをしている以上に、

例え被せモノをしていない

健康そうに見える歯が動かないことの方が、

私達矯正歯科医にとりましては、

難儀な問題です。


Category:広島の歯列矯正 | 17:57 PM

コメントは受け付けていません。