国家試験など

機能的矯正装置について(その1)

なんか、来年衛生士国家試験を受けるという

学生さんから激励のメッセージ受けたので、

ちょっと国家試験に関する話題を書きます。
(↑褒められれば調子に乗る単純なおっさん)

今回は、質問も多いし、

解りずらい概念である『機能的矯正装置』についてです。




装置には、その力の種類により、

大きく分けて二つにわかれます。

➀器械的矯正装置

機能的矯正装置


このうち、機能的矯正装置ですよね。問題は。

ちなみに、私も自分の国家試験の時には、

完全にはこの概念については理解しておりませんでした。

ただ、やみくもに暗記に次ぐ暗記で乗り切ったという記憶があります。

その時には、矯正科に残ることが決まっていたのにですね(笑)



私が持っていた教科書(第3版 歯科矯正学(医歯薬出版))には、

機能的矯正装置

『金属線やゴム様弾性材の弾力を矯正力として使用しないで、
患者自身の口腔周囲筋の機能力を矯正力として利用するもの』

となっています。

この『口腔周囲筋の機能力』という言葉の概念が

ま~、よく解らんのですわ。



現在の歯科衛生士教本(同じく医歯薬出版)には、

こう書かれています。

『機能的矯正装置とは、装置自体は矯正力を発揮せず、
下顎の運動に関与する咀嚼筋、舌骨上筋などの
口腔周囲筋の機能力を、
装置を介して矯正力として利用することによって、
あるいは逆に筋の力を排除することによって、
歯や顎の移動を行う矯正装置である。』

私が使っていた教科書には、

『筋の機能力』の項があったので、その項にあった部分を

加えて詳しく書いた感じですね。


一つの文章に、自分が知らない単語が3つぐらい

あると思考が停止してしまいますよね。


そして、その概念をしっかりと説明するのは

とても難しいんだと思います。

だからこそ、難しい単語を使わざるを得ないのかなと

思います。



と、い、う、わ、け、で、

一回 まったく関係ない話をしましょう。


あなたが自転車に乗っているとしましょう。
(自転車乗れない人いますかね?大丈夫ですかね?)

平地を走る時は、自転車のペダルをこぎます。

こがないと進みませんから。


そう言えば、私が小学生の時に、

家の近くになった時に、

『今からペダルをこがないで家に着けば良いことある』と

念じて、頑張っていた日々を思い出します。。。。

ギリギリつかない場合、ハンドルを右左に小刻みに動かして、

なんとか着こうとしたりしてね。。。。orz うん、バカじゃなかろうか。。


図1
そんなバカ話は取っておくとして。

自転車は、あなたという、こぎ手がペダルをこいで、

走るものです。





図2
これが下り坂だったらどうでしょうか。

余程急いでいたり、タイムアタックしている人を別として、

こがなくても自転車って進みますよね。

ペダルを盗まれたって下り坂だったら何とかなります。






図3
また、自転車に乗っている時に、

台風並みの強風が吹いている場合、

どんどん自転車が後ろに動いていくかもしれません。


(自転車の画像は『毎日の生活イラスト 無料素材』さんから

使用させて頂きました。)





と言うことで、今の例えを、先ほどの

歯科衛生士の教科書の文書に置き換えます。

機能的矯正装置(あなたが乗っている自転車)とは、
自転車に乗っているあなた自体が
こいで前に進めるという力をすることをせず、
下り坂などの重力を自転車に乗ることを介して、
前に進める力として利用することによって、
あるいは逆に強風などの力を排除することによって
前に進める矯正装置(自転車)のことである。』

ふっ、単語が解っても、書いている言い回しが

難しいと、スッと頭に入ってこないぜい。。。



こればかりは具体例で書くしかなさそうですね。


簡単に言いなおすと、

機能的矯正装置自体が歯を押したり、

引っ張って動かす等は、全くしません。

その装置を入れることにより

口の中の環境を変えるというだけです。


自ら光っている太陽ではなく、

太陽に光らせてもらっている月のような

いぶし銀の装置になります。。。。


そんないぶし銀のお話を次回からしますね。





Category:国家試験など | 13:27 PM

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