広島の歯列矯正

埋伏歯の開窓、牽引について

それでは、前回の続きです。

歯は、普通根っこを伸ばしながら

ひとりでに生えてきます。


でも、何かしらかの原因があって、

骨を溶かすことが出来ず

生えないで骨の中に埋まっちゃったままの

のんきな歯がいたりします。

のんきなって言ったら失礼ですね(笑)

彼らなりに一生懸命生えようとしてるんですから。

 

そんな訳で、そんな歯がいたら

助けてあげようという優しい皆様と一緒に、

『埋まっちゃった歯の救出作戦!』

開始~~!!

 

 

ほーら、ごらんなさい。

あちらに取って付けたように困っている歯がいますよ~。

 

図4なんか、ずんずんずんと生えることが出来ないって。

頭の上の骨が邪魔で邪魔でしょうがないって感じです。

(骨がいなくても出てこない場合もありますのであしからず)

 

図6

じゃ~、まずその部分に麻酔を打って、

その部分の歯ぐきにメスをいれましょ。



 

 

図7そうすると、歯ぐきの下から骨が出てきます。

 

次に、あの歯医者さんの道具『うぃ~~~ん』で

骨を削っていきましょう。

 

図8

そして、歯のあるとこまで貫通させます。

歯はびっくりです♪

なんか助かりそうな感じがするみたいですね。

ここまでを『開窓(かいそう)』と言います。

で、このときの穴なんですけど、あまり大きすぎると

腫れちゃうので原則的には最低限の穴にします。

(逆に小さすぎると、その後の処置がやりずらいんですけどね)


ピンセットが通れば良いかな~ぐらいの大きさです。

上の絵でピンセットが何かを掴んでますね。

下の絵のようなものを掴んでいます。
図5

歯科医師によってやり方は違うかもしれませんが、

こんな風に、歯に付ける装置に、針金だか、ゴムだか、ヒモだか

なんでもいいのですが、長いものを取りつけます。

 

 

図9

 

その歯に付ける装置(今回はこのボタンと呼ばれるものですけど)を、

接着剤にて歯に付けます。

 

 

なぜ、ボタン(歯に付けた装置)に長いものをつけるかというと、

一度歯茎を切っても、その切り口は直ぐに治り埋まっちゃうからです。

(または、糸で縫い合わせることすらあります)

 

 

図10

歯茎が閉じると、

このように歯は見えなくなっちゃうのです。

でも、長いものがあるとその部分は、

見えていることになりますよね。

 

ですので、この図11長いものを引っ張れば良い訳です。

 

 

 

 

そうすると、それに首輪のように繋がれている歯も

図12左の絵のように出てくるわけですね。

 

 

 

一旦外に出てしまえば、もうこっちのもの。

計画している場所へ歯を持っていきます。


この引っ張るという行為を『牽引(けんいん)』と言います。

 

この作業をしている時に私達が恐れることは1つ。。。。

それは、歯が見えていないときに、歯に接着剤で付けた装置が

外れるということが起きることです。

歯がもう見えてしまっていれば、すぐに付け直したらOKなのですが、

見えない時に外れた場合は、、、、再度開窓を行わないといけないことが多いのです。

これ、患者さんだけでなく、私達も相当喪失感がたまります。。。

 

さて、埋まっている度合いが酷くない場合の例は、下記に載せていますので、

気になる方はどうぞ(口の中の写真になりますので、見たくない方は踏まないでくださいね)

http://www.hanaoka.net/ortho/ex02.html#maifuku

 

 



 

 


Category:広島の歯列矯正 | 12:44 PM

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