国家試験など, 広島の歯列矯正

平成30年第27回歯科衛生士国家試験 午前の部(矯正)解説

今年の歯科衛生士国歌試験が終わり早1ヶ月、

我々は、今年の問題を入手したので報告する。

(↑いや、衛生士学校から頂いただけじゃん(笑))

 

本日は、午前の部の矯正の問題を

まぁ、ざっくばらんに書きますわ。

このブログ、絶対に全国の衛生士学校の人が見ている率が高い。。

何故なら、一番人気がいつもココ

 

最近は、当院に来ている広島高等歯科衛生士専門学校の

学生さんが『調べものしていたらブログにこの当たりました』という

かなり危機的な状況であります。

マジでネタバレですから、そんな報告は要りません!(笑)

頭真っ白で来てください。

その方がイジメがいが、勉強になりますから。

さて、本題でございます。



今回の矯正分野からの出題は9題ですかね。

(そのうち1題は補綴だけど、強引に矯正分野に仕向けました)

午前は、全部で4題です。

(※問題文およびそれに付随する写真は全て国家試験からの引用です)

一つ目。

午前問題53
・・・・読めん。。。

と言うことで、以下は書きだします。

【問題53】

8歳の女児。上顎前歯の位置異常を主訴として来院した。

萌出開始時から気になっていたという。

初診時の口腔内写真(別冊午前NO.15)を別に示す。

上顎右側中切歯の位置異常はどれか。

a 捻転

b 転位

c 移転

d 回転

 

午前問題写真15
 

写真は、許せ。。。

という訳で、一回考えてみてください。

答えと解説は、少し空白を明けてから書きます。

 

 

考え中

 

 

 

考え中

 

 

考え中

 

それでは答えです。

 

答えは【a 捻転】

 

これは間違える人少ないのではないかと思います。

さて、まさかとは思いますが、【d 回転】を選んだ方がいれば、

猛省してください!(笑)

この選択肢だけはありません。

a~cについては、歯の位置異常シリーズです。

(※昔、ココから5,6個記事を連ちゃんで書いているので、

まぁ、そっち読んでください)

dは、歯の動かし方シリーズとなっています。

と書いたところで過去の記事を調べたところ、

歯の動かし方シリーズって、まだ書いていないことを

今知りました。

いやー、書いていると思っていたのに。。。

ようやく書くネタを見つけましたね。

それについては、また書きます。

歯の位置異常シリーズも全部で6個。

歯の動かし方シリーズも全部で6個です。

しっかりと区別して覚えてくださいね。

 

回転は主に捻転を治すための歯の動かし方です。

『歯が回転しているから、回転だ!と思う人がいるかもしれない

引っかけ選択肢にしてやろう』

という出題者の意図を感じます。

世の中恐ろしいですね。

そんな引っかけに引っかからないように

皆様は足腰鍛えていきましょうね。

 

 

さて、次。

【問題54】

9歳の女児。学校歯科健康診断で

前歯の咬み合わせの異常を指摘されて、

来院した。初診時の口腔内写真(No.16)を別に示す。

放置した時に下顎中切歯に予想されるのはどれか。2つ選べ。

a 挺出

b 動揺

c 舌側傾斜

d 歯肉退縮

午前問題写真16
 

はい、ではシンキングタイムスタート

 

 

 

 

考え中

 

 

 

 

考え中

 

 

 

考え中

 

 

 

ということで答えです

【b 動揺】と【d 歯肉退縮】です。

 

・・・・あら?教科書にありましたっけ?

まぁ、私どもからすれば間違うことはないでしょうけど。

 

まず、反対咬合になっています。

つまり、下顎中切歯の後ろに上顎中切歯がいます。

そして、これらはどうやら強く当たっていそう。

早期接触と言う状況からの咬合性外傷という可能性があります。

ですので、基本的には咬合性外傷の症状でOKなのです。

他の選択肢ですが、

a 挺出は歯が伸びる方向です。

ですが、強く当たっているのに伸びるわけがない。

上の歯がフタをしてしまっているのですから。

c 舌側傾斜

ですが、何度も言いますが、下より上の前歯の方が後ろにある。

その状況から下の前歯が舌側傾斜するというのは

どんな状況やねん。

反対に唇側傾斜する可能性はありますけどね。

 

さて、この咬合性外傷の可能性を除去するのは、

子供の時の矯正治療の有意義なものであると思うわけです。

当たらない様に上の歯を前に押し出したりしてね。

その後、大人になった時に抜歯矯正になったとしても、

前歯の咬合性外傷を防ぐというのはやって意味あると思います。

(↑なんかね、私がある症例の一期治療の有意義なところを

書きなさいというレポートみたいなものがありまして、

そこにこの有意義なことを書いた訳です。

国家試験で出るぐらいだから、この主張認められますよね?

最近は、このレポートの作成で夜な夜な苦しんでおります。。。)

 

・・・・と私の現状を書きまして、

次に行きます。

 

【問題55】

矯正装置の写真(NO17)を別に示す。

固定の種類はどれか。

a 顎間固定

b 顎内固定

c 顎外固定

d 相反固定

午前問題写真17
さぁ、みんなで考えよう~。

 

 

 

 

考え中

 

 

 

考え中

 

 

 

考え中

 

 

 

 

では、答えです。

これは、【c 顎外固定】です。

 

っていうか、選択肢の作り方、雑。。。

確かに、3つしかないけど、

最後の1つが相反固定って。。。全く種類が違うやん。

 

造語って駄目なんですかね、

顎顔固定とか顎前固定とか(笑)

なんか、『顎』がついててほしかった。

 

さて、この写真は上顎前方牽引装置、もしくはプロトラクターと

呼ばれるものです。

教科書には顔に装着している男の子の写真がありますね。

 

うちに実習に来た子のほとんどが解ってないことが

多い難しい概念です。(←感覚がつかめるまでね)

(他には『機能的』という言葉も難しそうです)

固定に関しては、教科書の第5章がまとまっていますので、

そちらを読み直しましょう。

 

簡単に言えば、歯を動かすための

錘、碇、になっているようなものです。

歯を動かすときに、動かしたい歯だけでは動きませんよね?

その歯を引っ張ったり、押したりするものがあって

初めて動くわけです。

その引っ張るものや押すものがどこにあるのかにより、

顎内、顎間、顎外という風に分けられるのです。

まず、

動かしたい歯が上顎にあったとして、

それを動かしているものが同じく上顎にあったばあい、

同じ顎の中に、動かすものと動かしているものが存在するので、

これを顎内固定と言います。

 

つぎに、

動かしたい歯が上顎にあり、

それを動かしているものが下顎にある場合、

上顎と下顎の間に装置を介するので、

顎間固定と言います。

実際には色々装置があるのですが、

国試的には、『顎間ゴム』しかありえないと思っています。

ちなみに、顎間ゴムは相反固定です。

つまり、上の歯が動くのに対しては、下の歯が引っ張る側になりますが、

逆から見ると、下の歯が動くのに対しては、

上の歯が引っ張る側になります。

(話が難しくなるので、こんどイラスト交えて書きます)

 

そして、最後に

動かしたい歯が上顎とかにあり、

動かすものが、上顎にも下顎にも無い場合、

つまり、頭やら顔やらが歯を動かす場合、

顎の外になりますので、

顎外固定となります。

ヘッドギアや、今回のような上顎牽引装置や

オトガイ帽装置など、

装置をはめると目立つやつが顎外装置で、

固定をそこに求めているのです。

 

思いの他長くなりました。

午前の問題は後1問あるのですが、

先程書いたレポートの続きを書かないといけませんので、

今回はここまでにしたいと思います。

 

決してレポートをしていて、

そのレポートから逃げ出したいから

このブログをやったわけではありません。

(↑いや、逃げ出したい。。。締め切りまであと1ヶ月ぐらいしかないよ。。)

 

 

 

 

 


Category:国家試験など, 広島の歯列矯正 | 21:05 PM

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