広島の歯列矯正

治療の難易度(その3) 骨の位置による

前回の最後に書きました通り、

矯正治療においては、歯を動かすことが出来る治療です。

歯以外を直接的に動かすのは困難です。

(間接的に動かすことは出来るのですが、それはまた別の話です)

もっと言うと、完成した大人の上顎や下顎本体の骨の位置を動かすのは

限りなく不可能に近いです。

それを考えると、上の顎と下の顎の位置に大きなギャップがあると

なかなか治療は難しくなるのです。

例えばです。

歯のガタガタなどを完全に無視して、

前歯の関係が下の絵のようになってる人がいるとします。



上の前歯の傾きと下の前歯の傾きは

正常であると仮定して、

横からの断面図です。

何度もいいますが、上の歯は、上の顎に埋まっていて、

下の歯は、下の顎に埋まっています。

この場合は、上の顎と下の顎が良い位置にあると言えます。

ですので、正常な前歯の傾きであれば、

普通に咬んでいるように見えるはずです(ガタガタは無視しています)。

ところが、下の図のように、上の顎と下の顎が

前後的にずれている場合・・・・

上の前歯の傾きと下の前歯の傾きは

先程と同じ角度です。

でも、下の顎が上の顎に比べて少し後ろにあるようになると、

このように、上顎前突(いわゆる出っ歯)に

なってしまいます。これを治すのは、先程の正常な場所に

上の顎も下の顎もあったのに比べて、格段に難しくなります。

上の顎と下の顎の関係は、今回の例に示した前後的な関係だけでなく、

左右的な関係、上下的な関係の合わせて3方向あります。

各々の関係が崩れたときの話はまた機会があればしたいと思います。


Category:広島の歯列矯正 | 11:09 AM

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