広島の歯列矯正

チンキャップを使用しない理由 その1

チンキャップ、

理論的には、間違ってはいないと思われる治療なのですけど、

当院では使用していません。

なぜなのかと申しますと、使用するデメリットがメリットを上回っていると

思うからです。



大きく分けて3つあります。

 

まず1つ目。

この装置は、超長期間になりがちなのです。

それを言う前に、

1つ知っておいていただきたい事実があります。

 

それは、人間の体の部分によって、

一番成長する時期が異なるということです。

最初に習ったのは、たぶん高校の生物でだったと思います。

『スキャモンの発達(もしくは発育)曲線』と呼ばれており、

検索かけたら出ますので、

知りたい方は検索してみてください。

 

そこには、人間の臓器の成長には

大まかに分けて4種類あることを書いております。

 

その4種類は別々の時期に

成長スパート(一番成長する時期)を迎えるのです。

成長が終わった時の大きさを100%とします。

 

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こんな感じです。

なぜ、これが説明に必要なのかを書きますね。

 

この4つの型のうち、

下の顎の骨は『一般型』に当たります。

2つの場所で劇的に大きくなる時期があるってわけですね。

背の高さ等もこの一般形に含まれます。

 

対して、上の顎の骨は、

完全に一致している訳ではありませんが、

どちらかというと『神経型』に当てはまります。

 

ですので、8歳から10歳ぐらいでは、

上の顎の骨は、80%は成長が完了しており、

下の顎の骨は、40~50%ぐらいというものを

心に留めておかないといけません。

つまり、8歳から10歳で下の顎が出ている場合、

上の顎の成長がほとんど望めないのに、

下の顎はさらに伸びるので、

下の顎はさらに出る可能性が高いのです。

 

 

チンキャップという装置を使用する場合は、

『下の顎の成長を抑制する』という考え方に基づきますので、

逆に言えば、下の顎が成長する限り

使用するということが原則となります。

 

たとえば6歳ぐらいからチンキャップを始めた場合、

中学生になるまでは最低使い続けないといけません。

なぜなら、中学生になるまで下の顎は成長しますから。

 

毎日毎日寝るときに頑張らないといけないわけです。

これは結構苦しいですよ~。

さらに言えば、論理的に考えて、お昼にも成長しているので、

その間もしないと成長するはずなのですよね。

でも学校でやるわけにはいきませんからね。

 

ということで当院で

チンキャップを使用しない理由の1つ目、

使用する期間が超長期間になるということでした。

 

 

 

 


Category:広島の歯列矯正 | 14:04 PM

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