広島の歯列矯正

チンキャップを使用しない理由 その3

広島市にある当院で歯列矯正の治療をするときに、

使用しない装置にチンキャップがあると書きました。

理由としては

①かなりの長期間使用する必要がある

②その割には効果が小さい(もしくは無い)ことが多い

としました。

ただ、これらは『それでも頑張ってみる!』と

患者さんに宣言されたら断れないような気もするんですよね。

でも3つ目の理由があるから、あまりやりたくないのです。



それは、理論的に考えて(絶対にそうなるという訳ではありません)、

顎の関節に対する負担が大きくなると思うからです。

・・・・あら、これって顎関節症について

書かないと詳しく書いても意味が解り難いですね。。。

顎関節症については、またいつか書くとして

(実は顎関節症についても色々な意見があるから、

あまり書きたくはないんですよね(笑)

当院の考え方は、

東京医科歯科大学の木野先生という方が

お話していることに近いです。)

 

そんなわけで、今日は漠然と書きます。

図8

 

チンキャップの力のかかり具合を

もう一度ここで書きますね。

 

顎の関節は、ここにあります。

 

図4
 

下の顎が、他の骨と接している場所は、

左の顎関節、右の顎関節、

計2か所だけです。

 

この2か所だけでは、下の顎の骨は固定されにくいので、

ガチッと微動だにしない骨ではなく、

ウネウネと動くことが出来る骨になっちゃってますです。

 

右に動かすことが出来れば、左にも動かすことが出来る、

前にも、後ろにも、結構適当に動かせます。

 

話を戻しましょうか。

チンキャップは、下顎骨が大きくならないように、

もしくは、これ以上前に出ないように、

(あわよくば後方に移動するように)

するための装置です。

 

そして理論的には、

下顎骨を一番大きくしないようにする為に、

一番成長が旺盛である顎の関節にある細胞が

新たに骨を作らないようにするために、

ギュッと押さえつけることになります。

 

つまり、もう意図的にと言っても良いのかもしれませんが、

顎関節に一番強い力がかかるようになるのです。

 

 

短期間であれば、良いのかもしれませんが、

これを長期間やるとあまり良い感じがしないことありません?

(自分のひざの関節や腕、肩の関節に同じようなことを

してみていると思ってくださいね。)

 

そんな訳で、これを犠牲にしてまでやって、

劇的な効果が生まれないと思われるので、

当院では現在、歯列矯正するときには、

チンキャップを使用しません。

 

 


Category:広島の歯列矯正 | 10:38 AM

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