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花岡矯正歯科の歯列矯正ブログ
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  床矯正について

残念ながら、床矯正だけでは歯を正確に並べることができません。

床矯正治療のお悩みイメージ

『なんか、ガタガタが完全にとれていないような気がする。』

『以前より出っ歯になったような気がする。』

など、もし、床矯正治療をしたあとに困ったことがある方がいれば、お読みください。
また、床矯正を選択するかどうか迷っている場合もお読みいただき選択してください。


おそらく、全国の矯正歯科専門医院のほとんどでは、この名称で治療を行ってないと思います。

写真:拡大床拡大床(かくだいしょう)

床矯正治療(しょうきょうせいちりょう)は、『拡大床(かくだいしょう)』を用いて治療を行うことを主役に考えて治療している総称です。昔からある治療法ですが、ある先生がこのような名前で全国に広めました。

古くからある治療法なので、この『拡大床』というものを使用する治療自体は、矯正歯科専門医でも行っております。ただ、その治療を『床矯正』として特別なものとしては捉えていないのです。

床矯正という名前は、医学的には正式名称ではありません。(他にもワイヤー矯正、マウスピース矯正なども、正式名称ではありません。)

皆さんがわかりやすいように、特徴的な様子を名前としてお伝えしている医院があるので、その名前が広がっています。

床矯正で使用される装置について(拡大床について)

床矯正で使用する装置は、複雑なものではありません。それを少しお話しましょう。

床矯正で使用されるこの拡大床は、ネジを埋め込む方向やネジの種類を変えることにより、色々と作用する方向がありますが、単純に書くとこんな感じです。

図:拡大床

レジン床と呼ばれている所の『床』の文字を使用して、床矯正と言っています。これは、絵のように2つ以上に分かれています。

分かれた部分には、拡大ネジと呼ばれるものが組み込まれています。

このクラスプとか唇側線と書かれているものは、色々な形があるのですが、ここでは単純に書いています。

図:拡大床

ネジの部分を大きくして書くとこんな感じです。左の棒みたいなものを使い、

図:拡大床

このようにネジを回していきます。そうすると、

図:拡大床

ネジの部分がどんどん広がり、赤い矢印のようにレジン床の割れ目が広がり、その力で緑の矢印のように歯列が広がっていきます。これにより歯列の幅を主に広げていく装置です。

床矯正のメリットと当院が考える懸念事項

床矯正のメリットとしては、何といっても自分で外すことができるということです。これにより、矯正治療を行う敷居が低くなります。すごくお手軽な感じがします。

また、普通の矯正治療に比べたら、値段がお安いということが言えます。それは否定しません。確かに、安いんですけどね・・・。

拡大床については、使い勝手が良い場合があるので、矯正治療として取り入れることに、異論はあまりありません。ただ、この床矯正において、懸念されると考えることが2点あります。

1点目は、『この装置を利用すると、骨が広がり、歯を抜かないで治療することができます。』と書かれていることです。

現在のところ、『拡大床を使用したら(床矯正をしたら)骨が広がりました』という論文はほとんど見当たりません。私どもの考え方としては、『床矯正』自体で、歯列は広がると思いますが、骨が広がるとは思っていません(特に下の顎は)。『一緒のことじゃないの?』と思われる方もおられるかもしれませんが、これはまったく異なります。

絵で説明します。歯を横から見た時を考えます。

図:拡大床を入れたとき

拡大床を入れたときです。

しっかり入っていれば、水色の矢印のような力がかかります。

図:骨が広がる

そうすると、歯が外側に移動して、さらに黄色い矢印の方に歯を支えている骨も広がるという風な説明がされています。

これが、骨が広がるという状態です。

図:歯列が広がる

しかしながら、実際によく起こることは、左の絵のようなことです。歯の頭だけ押されて、広がったように見えるのです。

これが、歯列が広がるという状態です。

だからこそ、歯が内側に傾いてるときにはとても優良な装置になりえるのです。なぜなら、治療する際に歯を外側に傾かせないといけませんから。

しかし、もともと、内側に傾いていなくて、まっすぐ生えている歯に対しては、注意しないと、絵みたいに異常な傾きをすることがあります。

歯列が広がるときに異常な傾きをしてしまうと、そのあとの咬合に悪影響をおよぼす可能性もあります。事実、矯正歯科医であれば、絶対に抜かないで治療をしてくださいと言われた場合にも、やろうと思えばやれます。

しかし、必要以上に歯にダメージを与えることもありますし、その後のことも考えやらない方が良いと判断した場合は、あえてやらないのです。

床矯正での懸念は、もうひとつあります。

それは、床矯正だけで治療が終了する方は、限られていることです。

本当に床矯正を使いこなしている歯科医師であれば、先ほどの絵のように歯の傾きが変になったり、正確に歯を並べることは出来ないと知っていますから、そのあとの治療も考えているのが普通なのです。そういう医院であればホームページ上にもそう書いてあります。

ただ、中には残念ながら、床矯正だけで、終わったように患者さんに説明している歯科医もいます。しかし、床矯正だけで治療が満足に終わる患者さんは、ほんとに極わずかです。もし、その後の治療を考えない場合、もしかしたら、床矯正自体しない方が良かった場合さえあるのです。

患者さんが満足すれば、それはそれで構わないのかもしれませんが、時々、当院にはこんな方も来られます。

床矯正後の矯正治療

22歳の女性の方でした。19歳のときに近くの歯科医院で床矯正をしたらしいです。治療前の写真もお持ちになられていたので、拝見させていただくと、こんな感じでした。

写真:床矯正治療前

この状態から、床矯正をしました。

下の写真が、当院にお越しになられた時の写真です。つまり床矯正の治療終了後となります。

良く広がりましたよね。本人の頑張りの賜物だと思います。おそらく矯正を勉強して1年目ぐらいの私であれば、すごく治ったねと言っていたかもしれません。

写真:床矯正治療後

矯正歯科医の目から見ると咬んでいない状態ですが、見た目は並んだように見えなくもありません。この方は、『歯並びがガタガタしていること、前歯で物が咬めないことと前の歯2本だけ出っ歯になっている』などのことで広島市 花岡矯正歯科に相談に来られました。

結果的にいえば、床矯正の適応ではなかったと思います。この写真では分かりにくいのですが、一番大きな問題は、前歯が全く当たっていないのです。

遠方から来られていましたし、一度床矯正で料金を払われていたので、なるべく治療期間を短い計画にしました。1本歯を抜かせていただきました。

写真:矯正治療中 写真:矯正治療中 写真:矯正治療中

治療後です。装置を取った際に、『わっ、かなり綺麗になりました』と感動していただきました。

写真:矯正治療後

患者さんの感想文

 2年間他院で床矯正をしていましたが、後戻りがひどく、ガタガタの歯並びになっていたので、今度こそ・・・とわらをもすがる想いで花岡矯正歯科さんを伺いました。初めのカウンセリングで、抜歯しないといけないと聞いた時は、健康な歯を抜いて大丈夫なのか・・・と少し不安になりましたが、質問したことや、治療方針、料金等についても丁寧に説明してくださったので、ここで頑張ろう!!と決めました。
 治療中、1番気になったのは見た目でした。職業柄、人と接する機会が多いので、ワイヤーをつけている歯が目立っているのではないかと初めはすごく気にしました。でも思っているほど目立たないようで、意外と気付かれないことが多く、気付かれても矯正を羨ましがられることが多いことに驚きました。歯並びが整ってくるにつれ、自分でもそんなに気にならなくなりました。
 矯正を通じて、以前矯正をされていた方、これからしたいという方から話しかけてもらうこともあり、『きれいだね、どこで矯正しているの?』と聞かれた時はとても嬉しかったです。矯正に関心をもっている人が多い中、勇気をもって始めて本当に良かったと思います。
 ワイヤーがはずれた時は『こんなにきれいになっていたんだ!』と改めて驚くと同時に、先生方への感謝の気持ちでいっぱいでした。今、保定の段階になりましたが、舌の位置や歯磨きなど、教えて頂いたことに気を付け、これからも歯を大切にしていきたいと思います。お世話になりました。

患者さんの感想文 [PDF:100KB]


この方の模型の比較です。先ほど言った前歯が当たっていないというのは、左の状態です。歯の大きさの関係などで、完全に出来ない場合もありますが、この方の場合は、治療後に前歯を当てることができました。右のように均等に当てていないと前歯で物を咬みきることできません。

もし、前歯が当たっていないと、物を小さく切って食べるか、または奥歯で咬みきらないといけないので、とても見た目が悪い食べ姿になってしまいます。

治療前

治療後

写真:治療前模型 写真:治療後模型

前歯で咬みきれない状態

 

最後に・・

何度も繰り返しますが、私たちは、矯正治療に拡大床を使うこと自体に否定はしてお りません。歯列を広げないとそのあとの見通しが立たない場合などは、使用することもあります。その結果、歯を間引くことなく治療できると判断すれば、歯を抜かずに治療を行うこともできます。

症例と時期を選び、歯列の幅を広げることは賛成です。口の中に変な癖などがあり、 舌側に歯が倒れている場合なんかは、特に有効です。

しかし、床矯正をしたから絶対に歯を間引かずに治すことができるとは、言うことはできないと思っております。

また、矯正歯科医からみると、この拡大床だけで治療が終了になる症例があまりないとも思っています。

最後に決断されるのは皆様ですから、どの意見が正しいかは、色々と調べられてから、ご判断ください。

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